千葉事業所内に「HI・ヨウ化物センター」を建設し、平成25年12月3日に竣工式を実施致しました。
当社は「ヨウ素のトータルソリューションの提供」を実現するために、ヨウ素リサイクル原料や低品位ヨウ素源からのヨウ素増産とヨウ化物事業の拡大を図っており、この施設が重要な役割を果たします。

本施設は鉄骨造3階建て、延べ床面積1,126m²、投資額は15億円、平成25年6月より工事を開始し、11月末に完成致しました。
この施設にはさまざまなリサイクル原料や低品位ヨウ素から、ヨウ素を効率的に抽出･濃縮してヨウ化水素酸水溶液を製造出来る設備と、そのヨウ化水素酸を用いて、これまで弊社にて生産を行っていなかった多品種の無機ヨウ素化合物を少量生産出来る設備を備えています。この設備を稼動させることにより、ヨウ素の生産量の拡大が可能となること、そして、57%ヨウ化水素酸として蒸留精製することにより、安定供給、品質、コスト面において、ご要望にお応え出来るヨウ化物製品がご提供可能になると考えています。今回設置した設備の能力はヨウ化水素酸で1,240ton/y、無機ヨウ素化合物で40ton/yです。

平成26年3月までに試運転を完了し、4月より本格的に稼働させる予定です。

なお、このセンターの紹介記事が平成25年12月5日発行の化学工業日報に掲載されました。

HI・ヨウ化物センター外観

HI・ヨウ化物センター内部