ヨウ素の鉱床、世界の生産量

ヨウ素は私たちの周囲にも存在する

ヨウ素は大気や土壌、海水、雨水、河川水など私たちの周囲にも存在しています。海水中のヨウ素は、大気中に揮発して、雨水、土壌、河川水を経て再び海水に戻るというサイクルで循環するものと、海藻などの海棲生物の体内に取り込まれて、その生物の死骸とともに海底に沈降し、海洋堆積物中に蓄積されるものとに分かれます。

この海洋堆積物中に蓄積されたヨウ素は地殻中に存在するヨウ素の70%を占めているとみられていますが、そのまま海洋堆積物中に留まり続けるわけではありません。海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む際、海洋堆積物中の間隙水が陸側へ絞り出され、その時にヨウ素も一緒に陸側へ移動します。

ヨウ素がそのまま地下深くで高い濃度のまま地層水中に貯まっているものがかん水によるヨウ素鉱床になり、地層水が地表近くまで上昇して、乾燥気候によって水分が蒸発、ヨウ素が濃縮されたものがチリ硝石による鉱床になります(ヨウ素鉱床の成因については、これらの他にもいろいろな説があり、まだ分かっていないことが多くあります)。

ヨウ素は日本とチリで世界の90%以上を生産

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かん水は地球上の比較的広い地域で存在していますが、経済的に生産が成り立つような、ヨウ素濃度が高いかん水を豊富に得られる地域は限られています。また、チリ硝石はその名の通り、大量に採掘できるのはチリだけです。そのため、ヨウ素の生産はチリ硝石を原料にするチリと高濃度のかん水を原料にできる日本を含めた数カ国でしか行われておらず、特に日本とチリで世界の95%を生産しています。

全世界のヨウ素生産量は年間約31,000トンで、日本の生産量は約9,400トン、世界の約30%にあたり、資源少国の日本から輸出できる貴重な国産天然資源と言えます。

日本のヨウ素は水溶性天然ガス鉱床に付随するかん水から生産され、現在は千葉県、新潟県、宮崎県で生産されていますが、国内最大規模の水溶性天然ガス鉱床である南関東ガス田を抱える千葉県では国内の約80%のヨウ素を生産しています。

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